劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』より、主人公・アリスを演じる竹達彩奈さんと、仮面の少女を演じる丹生明里さん(日向坂46)による対談インタビューをお届け。
从电影版「DEEMO Sakuranooto -你演奏的声音仍然回响」,我们将提供扮演主角爱丽丝的竹达彩奈和扮演假面少女的丹生明里(日向坂46)之间的对话采访。
より東京・新宿バルト9ほかにて全国公開される劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』。音楽アプリゲーム「DEEMO」が原作となっている本作は、謎の存在・Deemoが孤独にピアノを奏でている城に、記憶を失った少女・アリスが空から舞い降りてきたことから物語が展開される。
アニメ!アニメ!では本作の劇場公開を記念し、主人公・アリスを演じる竹達彩奈さんと、仮面の少女を演じる丹生明里さん(日向坂46)による対談インタビューを実施。完成した映像を鑑賞しての感想や、それぞれが感じる作品の魅力について語ってもらった。
劇場版で描かれる新たな「DEEMO」の世界観――本作は音楽アプリゲーム「DEEMO」が原作となっていますが、劇場版のシナリオや完成した映像をご覧になった際の感想を教えてください。竹達:劇場版ではゲームには出てこない成長した姿のアリスが登場したり、ミライやくるみ割り人形や匂い袋などほかのキャラクターたちとの会話シーンがあったりと、原作ゲームの雰囲気から大きく変わっていることに驚きました。ゲームのアリスはモノローグや説明のセリフがほとんどだったのですが、劇場版のアリスは泣いたり笑ったりする年相応の可愛らしい女の子になっていて、そんな彼女の姿が見ることができて嬉しかったです。また、自分が主役を務める映画作品というのは実は今回が初めてだったので、エンドロールで自分の名前が一番最初に流れた瞬間は胸が熱くなりましたね。そしてスタッフロールを見たときに本当に多くの方が携わっていることがわかって、あらためて素敵な作品に関わることができた幸せを感じました。
丹生:私もエンドロールで自分の名前が流れたときに夢が叶ったような気持ちになりました。私の演じる仮面の少女やDeemoは謎に包まれた不思議な存在なのですが、シナリオを読んでその正体を知ったとき、衝撃を受けると同時に“愛”も感じられるようなストーリーになっていて。映像や音楽も想像していた以上の仕上がりで、関わってくださったスタッフのみなさんのおかげでこうして素敵な作品になったので、ぜひ多くの方に見ていただければと思います。
ーー今回ご時世的に別々での収録だったかと思いますが、竹達さんからご覧になって丹生さんのお芝居はいかがでしたか?竹達:丹生さんは今回ほぼ初めての声優だと伺っていたのですが、完成した映像を見てとてもそうは思えないほどしっかりと仮面の少女になっていて、とても感動しました。ーー仮面の少女は普段の丹生さんのイメージと比べるとほぼ真逆に近いのかなと思いますが、アフレコで難しさを感じた部分はありますか?丹生:日向坂46として活動していても、メンバーやファンのみなさんから「声が高くて明るいイメージ」と言われることが多いんです。逆に仮面の少女は最初冷たくて怖いイメージがあったので、お芝居の中にどこまでその要素を入れるか迷いながらアフレコに臨んだのですが、監督からのアドバイスや、先に録られていた竹達さんのお声に引っ張っていただいたなと感じます。
――丹生さんはこれまでドラマや舞台作品などでも「声優」や「アニメ」と関わる機会があったかと思いますが、この機会に竹達さんに聞いてみたいことはありますか?丹生:アフレコの日のスケジュールや、決まってしていることがあれば教えていただきたいです!竹達:声優は10時~15時、16時~21時の時間帯でアフレコをするんです。今はご時世的に分刻みになることもあるんですけど、私の場合はだいたい収録の1時間半前くらいに起きてシャワーを浴びています。結構低血圧なので、体温を上げて汗をかくことで体が起きるような気がしていて。10時でも眠いんですけど(笑)、頑張って自分を奮い立たせながらお仕事をしています。丹生:私もライブの日とかにやってみます! 参考になりました!――竹達さんから丹生さんに聞いてみたいことはありますか?竹達:お休みってあるんですか?丹生:不定期なんですけど、年始のお休みは楽しみました。竹達:やっぱりお忙しいんですね! どのタイミングでゲームしているのかなと気になって。丹生:家に帰って次の日のスケジュールを見て決めています。お仕事があるときは本当にちょっとしかできないんですけど。竹達:でもやるんだ(笑)。丹生:ログインはしています(笑)。2時間くらいできそうなときはメンバーと一緒にやったり。竹達:みんなと一緒にやるとちょっと寝不足になったとしても連帯責任感あるからね(笑)。
ーー最後に映画の推しポイントを含め、楽しみにされているみなさんへメッセージをお願いします。竹達:もともと原作ゲームがお好きな方には、プレイして好きだった楽曲や、人気ランキング上位に入るような楽曲が劇場版にも使われていたりするので、それを聞くだけでも胸熱な映像になっているのかなと。また、ゲームの中では基本的にアリスしか喋っていなかったぶん、ほかのキャラクターたちが喋る劇場版は新しい「DEEMO」の世界観になっていると思うので、ストーリーを含めて十分に楽しんでいただけるのではないかと思います。ゲームをプレイしたことがない方でも、心に寄り添ってくれるような音楽がたくさん流れるので、感情移入しながらストーリーをお楽しみいただけると思います。臨場感のある作品になっているので、ぜひ映画館の7.1chサウンドで些細な足音や外から聞こえる雨の音にも耳を澄ましながらお楽しみください。
丹生:個人的な推しポイントとしては、アリスが「うんしょ…うんしょ…」と頑張って木を登るシーンがすごく可愛らしいので見ていただきたいです! また、映像の中に伏線が細かく張り巡らされているので、最後まで見ていただくことで発見があったり、もう一度見たときにはまた違う視点からお楽しみいただけると思うので、ぜひ劇場で何度でもご覧いただければと思います。ゲームファンのみなさんには、自分がいつもプレイしている楽曲が流れたときに自然と指が動き出してしまうくらい、テンションを上げてご覧いただけるのではないかと思いますし、映画から入るみなさんには、ぜひ見終わったあとにゲームもプレイしていただけたら嬉しいです。
劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』東京・新宿バルト9ほかにて全国ロードショー【スタッフ】原作:Rayark Inc.「DEEMO」総監督:藤咲淳一監督:松下周平脚本:藤咲淳一、藤沢文翁キャラクターデザイン:めばち主題歌制作:梶浦由記主題歌:Hinano「nocturne」(PONY CANYON)制作:SIGNAL.MD、Production I.G製作:ポニーキャニオン【キャスト】アリス:竹達彩奈仮面の少女:丹生明里(日向坂46)サニア:鬼頭明里ロザリア:佐倉綾音ミライ:濱田岳匂い袋:渡辺直美くるみ割り人形:イッセー尾形ハンス:松下洸平バレンスキー:山寺宏一